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子どもとプログラミングについての情報や考え方など。

プログラミングを子どもたちは楽しんでいるのか

こどもプログラミング教育系ではとても有名な

青山学院大学客員教授の阿部和広先生のインタビュー記事を読みました。

 

itpro.nikkeibp.co.jp

 

先日の中京テレビハッカソン「HackーChu」でも

子連れで参加したため、インタビューをずいぶん受けました。

 

(おそらくニュースソースにはならないと思いますが

こどもプログラミングで特集を組まれたりしたときの

一考察になれば良いなぁと言う淡い期待)

 

その時にもお話ししたのですが、世の子どもプログラミングブームは今のところ

うん十年前の英語教育ブームとちょっと似ているところがあって

私自身今のブームはとても危なっかしいと思ってみています。

黎明期には仕方ないのかもしれません。

 

プログラミングに携わる仕事をしている人は

基本的にほぼ同じような考えだと思っているのですが

 

プログラミングは、好きが根底にないと続かないものです。

 

なので楽しくないと続きません。

不思議なことに、プログラミングは一時期離れてしまったからと

全く出来なくなるわけではない珍しい分野でもあります。

日々新しいものが生み出されている分野で?と思う方もいらっしゃるかも

しれませんが、プログラミングは総合力なのです。

 

少し話は違いますが

iPhoneだって、その時の最新技術ではなく

そこそこ枯れた技術を再構築したデバイスです。

(ちょっとおおげさですが)

 

こどもが

プログラミングって言うものがあるんだ

そしてそれがいろんなものを動かしているんだ

ということを知るきっかけのプログラミング教育だと思っています。

プログラムが面白いから

鉄道システムに興味を持ったり

電気に興味を持ったり

工場生産の仕組みに興味を持ったり

というのが、小学校あたりでのプログラミング導入の意義だと思っています。

 

どの分野でも、親の思い通りなんて行きません。

肝心の子どもたちが楽しくなければ。

ハッカソンの決勝を見学に行ってきた話

先日、アイデアソンでは敗退してきましたが

ハッカソンの決勝を見学に行ってきました。

 

ハッカソンの決勝見学、目が覚める勢いでした。

 

仕事柄、提案営業も社内プレゼンもない仕事をしているのと

システム仕様書は社内の人が作成したものしか目にしたことがなかったので

とても新鮮でした。

また、決勝に残ったアイデアがこんな短期間にある程度の形になり

発表されていくのは、ある意味圧巻であり、感動しました。

 

また、ハッカソンだからのAPI

ほとんど提案型営業のないうちには新鮮でした。

というか中途半端な私でも、それなりのもの作れる土壌はある。

ないのは自分のやる気とアイデアだけorz

ということがわかってしまったのが辛かったです←

 

こどもプログラミングのお手伝いをしてて

プログラミングの導入言語はそこそこ楽しめるようになった。

その先は?

 

電子工作でラジコン?ライントレース?

導入言語でゲーム作成?

導入言語卒業してテキスト言語?その先は?

 

みたいなことを考えていたのですが

データベースやAPIを使って一つのものをつくるという

その考え方を知ることも必用だなぁと思いました。

 

単一言語では限界があります。

単一システムではわからないことがあります。

仕事としてプログラミングをすることになった場合

他のシステム理解していなくては動かないですしね。

 

負けたことによって、人のアイデアの良いところを理解できたし

決勝を見に行ったことで短期間の取捨選択を人はどうするのか

ということもみえたのでとても有意義でした。

 

子どもを競わせるのはどうかなと思っていたのですが

ハッカソンは競うのはあくまでもおまけだと言うことがわかったので

年齢制限のないハッカソンは高学年あたりから行っても良いかなと思いました。

 

でも本当に面白いのは幼児の突拍子もない発言に載る大人たち←

子どもの発言を形に出来る大人ってええね。

中京テレビハッカソン「HACK-CHU!」に参加してきました

中京テレビ新社屋で3/4に行われた、HACK-CHUに参加してきました。

 

www.ctv.co.jp

実は

 

「競う」ということにちょっとどうかな?

 

とか

 

プログラミングほとんど出来ないしなあ・・・

 

などといろいろ不安があって、ハッカソンにあまり好意的ではなかったのですが

誘っていただいたこともあり、申し込んでおりました。

 

イデアソン 1日

ハッカソン  2日間

 

というスケジュール。

 

「ITで暮らしの便利を”キャッチ”」というテーマの元

 

部屋の間取り(妄想でも可)を紙に書き、

 

「親、自分、こども」が「朝、昼、夜」何をしているか(妄想でも可)

いろんな「形容詞」

 

をスケッチブックに付箋で貼って行きます。

 

そして様々な形容詞を、行動の言葉と足す。

そこからひらめいたものを、ITする。

 

いろんな人たちといろんな言葉をあーでもないこーでもないと

話し合って、一つのアイデアにし、そのアイデアから

実現できるようにいろんな道具を使って作り上げていく。

 

想像以上に楽しかったです。

 

今回、決勝に参加することは出来ませんでしたが

ものすごくいい体験をさせていただきました。

また、こどもたちと一緒に考えてものを作り上げられるかも?

と前が開けたような感じもします。

 

尻込みしていたのに、誘ってくださった知人

ちょっとだけ困った顔をしていた夫(でも最終的にgoくれた)

会場で出会った方々

 

本当にありがとうございました。

自分の参加する子どもプログラミングにも

そして自分のスキルアップにも

参考になるネタが見つかりました。

 

今まで考えてやめていたことを

考えてやる方にシフトチェンジしていこうと思います。

 

楽しかった!

また機会があれば参加したいと思います。

raspberry pi zero Wが出ました(日本国内は出ます)

 24日raspberry pi zero が日本国内の販売代理店より発売されましたが

たった4日後にraspberry財団がまさかの新製品発表です。

 

raspberry pi zero Wが発表されました。

zeroとzero Wの違いは、後者にはWi-FIBluetoothが搭載されたことです。

後付けで無線にする必要がないので、USBportを開けることが出来ます。

 

日本国内では技適許可が出次第の販売のようです。

KSYでは3月中旬

ホーム - Raspberry Pi Shop by KSY

SWITCH SCIENCEでは3月の中旬を予定しているようです。

www.switch-science.com

また、海外の代理店でも販売されています。

pimoroniは今朝物色してたらほぼ在庫切れです。

 

今回はzeroも販売続行なので落ち着いたら買えるかな。

ケースもかわいいのが出そうだし、いろいろまた楽しみですね。

 

 

raspberry pi zero が日本の代理店より購入できるようになりました

最近ほんと話題に事欠かないですね。

 

raspberry pi zeroが日本の販売代理店で購入することが出来るようになりました。

 

KSY RSコンポーネンツの販売代理店

https://raspberry-pi.ksyic.com/

 

SWITCH SCIENCE

www.switch-science.com

どちらも一人1個しか買えません。

送料的にスイッチサイエンスが買いやすそうですね。

(2/24夕方には予約販売になっています)

 

 

 

pimoroniでも相変わらず買えると思います。

Raspberry Pi Zero - Max 1 Pi Zero Per Customer!shop.pimoroni.com

こちらも一人1個までです。

為替や送料の関係もありますがKSYと同じぐらいで買えると思います。

 

この分野、どんどん子どもの手を離れてプロの組み込み道具になってきましたね。

こんなのを見ていると、しばらくはLinuxの技術は無くならないんじゃないかな。

こどもへのパソコン選び

子どもがプログラミングを始めるに当たって

どういうパソコンがいいか?というご質問をよく見かけます。

いろんなサイトやコミュニティーでも語られていることなのですが

中途半端な業界人私めのたわごとを残しておきます。

 

CoderDojoやボランティア主体のコミュニティーに行くことを前提

 

 

筐体:ラップトップ(ノートPC)

   インターネット接続

   USB接続

   外部モニター接続

   メモリ4G以上

   

OS:Windows / Mac / Linux

 

 

実は最近安くておすすめされるChrome bookは、私は以下の理由でおすすめしません。

 

 

scratch以外に興味を持ったときに使えない場合が多い

WindowsMacほど普及していないので接続できるものが少ない

 

 

scratchとHTMLだけであればChromeで充分だと思うのですが

ラズベリーパイなどに興味を持った場合の拡張性が少し低いのではと感じます。

Aruduinoやchibi:bitはWebIDEでつかえるのでChromeOSでも問題はないとは思います。

 

 

始めたばかりだとこの投資のリターンを考えてしまいますが

思っているのより少しだけいいものを選んであげるといいんじゃないかと思います。

もちろん予算の都合もあるものですし、高ければいいというものでもありません。

 

いちばんいいのは教わっている方にお伺いすることだとは思いますが

ボランティアで参加させていただいている時に子どもの様子を見ると半年ぐらいは教えてる側もあんまりよくわかりません。

 

パソコンは、楽器教室で言う、ピアノであり、ギターであり、バイオリンであり、フルートです。
学習塾で言う、筆記用具です。

 

 

ぜひ、ちょっとだけいい武器を選んであげてください。

 

 

 

幼児とICT

幼児にスマートフォンを渡してしまうことは良いことか悪いことか。

私は、大人が制御できない形で渡すことはちょっとどうかなと思っています。

 

思ってますが!

 

実際は思い通りには行かず。

大人が楽しそうに触っている物を、「触るな!」といったところで触りますよね。

触るなって言う方が無理です(笑)

 

うちの子どもたちが幼児だったとき、勝手に持って行ったタブレットで何をしていたかというと、youtubeで動画を見ていました。

おすすめの動画をたどって次々に見ていき、気がつけば「おさるのジョージ」をスペイン語で見てました。

言葉わかるはずがありませんので、ただアニメーションが面白かっただけだと思います。

幼児は日本語もおぼつかない分、絵や動画で情報を仕入れているようです。

言葉わからなくても、きれいなもの、かわいいもの、みただけでおもしろいもの、

よーーーくわかっています。

おとなの規定概念のようなものない割にわりとよくわかってます。

なので、目くじら立てて怒って取り上げることもないかもしれません。

ただし、大人の目全くなしという状態での放置はよくありません。

この一点だけ注意していたらいいかなと思います。

 

先日、のワークショップで「ピッケ」というiOSアプリを触ってきました。

www.pekay.jp

実は、子ども向け有料アプリは避けてました。

なんとなく避けていた部分もありますが、子どもにデバイスを渡すというのはものすごく慎重に考えていたので、デバイス上で作動するアプリに関しても、興味を持たないようになっていました。

今回、自分で動かせる機会をいただいてびっくりしました。

子ども向けアプリという響きだけで、いろいろ避けててもったいなかったなと。

きれいだし、面白いし、目的がはっきりしている。

ただ漠然とおもちゃをアプリにしましたというアプリが多い中、きちんとした目的がある感じがしました。

Scratch.Jrでもそうですが、子ども自身がやりたいことがないとできあがらない。

できあがる必要もないんだけど、その過程はやるとやらないでは全然違う。

いろいろ考えては捨てて、また拾ってきてってこの作業は小さい頃に体験しておいて損はないと思います。

まず、自分で遊んでみてはどうでしょうか。結構はまりますよ。

(子どもと一緒におもちゃで遊んでいるつもりが自分が熱中している大人より)